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2006.03.20 Monday

Visual Studio 2005 - IDEのお話

以下、あくまでも推測のお話です。念のため。

昔々、マイクロソフトに『Visual Basic』(以下、VB)というソフトがありました。このソフトは、いろいろと欠点もありましたが、Windows向けのソフトを(それなりに)簡単に作ることができると言うことで、かなり人気が出ました。

また、マイクロソフトには『Visual C++』(以下、VC)というソフトもありました。『Visual』ってついてるだけの普通の開発環境でしたが、それなりに使いやすくて人気が出ました。

そんなとき、マイクロソフトは思いつきました。

『これ、2本セットにして売ったらもっと儲かるんじゃね?』

マイクロソフトは『Word』と『Excel』をセットにして『Office』に仕立てて売ると言うことをすでにやっていたので、それと同じ事をやろうとしたわけです。

そうしてできたのが『Visual Studio 97』(以下、VS97)です。VS97ではVBとVCに加えて、当時流行していた(?)Java向けの開発ができる『Visual J++』(以下、VJ)が入っていました。


『Visual Studio 97』はVB、VC、VJと3種類の言語を1つのパッケージにまとめたソフトですが、単純に1つのパッケージに3本のソフトを入れただけであって、3本のソフトが1つになったわけではありませんでした。VBにはVB専用の開発環境、VCにはVC専用の開発環境、VJにはVJ専用の開発環境が用意された・・・ ただの寄せ集めソフトでした。

寄せ集めは寄せ集めで、それぞれのソフトを昔から使ってた人にとっては良かったのですが、マイクロソフトは(技術力はともかく)志が高い会社ですから『こんなことじゃ駄目だ!』と考えました。

『1つの理想的な開発環境を用意して、そこから、どんな言語の開発もできるようにするべきだろう!』と、そんな高い目標を掲げたわけです(そんなことができる実力があるかどうかはともかくとして)。


さて、そんな目標を掲げた時点で、マイクロソフトは3つの開発環境を持っていたわけです。つまり、昔からあるVB向けの開発環境、それなりに古くからあるVC向けの開発環境、最近作ったVJ向けの開発環境の3種類です。

ここから、新しく統合開発環境を作るにあたって、マイクロソフトは『新しい物をベースにした方が良いだろう』と考えて、VJ向けの開発環境をベースにして、新しい開発環境を作ることにしました。使ってる人は一番少なかったんですけど。

『Visual Studio 97』の次のバージョンである『Visual Studio 6』に統合開発環境は間に合いませんでしたが、その次のバージョンである『Visual Studio .NET』からは、マイクロソフトが目標としていた統合開発環境が実現されたのです。

『Visual Studio .NET』は『Visual Studio .NET 2003』、『Visual Studio 2005』とバージョンを重ねるに連れて、機能を増やし、少しずつ使いやすくなっています(たぶん)。1つの開発環境でVBもVCもVJも開発することができます。複数の開発環境を使い分ける必要はなくなったのです。


ただ・・・ 『Visual Studio 2005』になっても、『Visual Studio 6』より機能的に劣ってたり、使いにくくなってたりする部分もあります。本当に、統合開発環境って必要なんでしょうかねぇ?
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